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居 室 |
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居室の広さは7.87畳です。全てのしつらえに関してご家族の方にお願いして、出来るだけ早く環境に馴染む為にも、本人が以前使っていた物、馴染みのある物を持ち込んで頂けるようにお願いしています。 また、全室ナースコールを設置して、緊急時に対応できるよう配慮しています。 |
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キ ッ チ ン |
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キッチンは間口を広く取り、自然な形で気軽に、入居されている方々とスタッフが一緒に台所仕事ができるようにしている。間口が狭いとスタッフのみで仕事をしてしまう傾向になり、入居されている方々が気軽に入ることができない環境を作ってしまいます。 |
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リ ビ ン グ |
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リビングは吹き抜けの造りになっており、入居されている皆さんやスタッフにとって お互いが2階にいても1階の人の気配や音、匂いが感じることができたり、1階にい ても2階の気配が感じられる空間になっています。(気配のケア)
窓を多く設け、日中はできるだけ自然光を取り入れるようにしてます。食事をとるスペース、テレビを見るスペース、書き物や洗濯物をたたむスペース、3つ程度の空間に分かれています。(テレビは小さめの物を用意し、別な空間に影響を与えない配慮をしています)また、足踏みミシンや卓袱台などを置き、入居されている方々の時代にあった物を置き何気ない刺激を感じることのできるようにしています。 |
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階 段 |
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直線的な階段は転倒の危険や、脳の障害によって視覚的に狭くなっていく方々にとっては恐怖感、不安感を与えるため、必ず中間に踊り場を設けることが大切であるとの考えにより設置しています。 幅は人ふたりすれちがえる広さを確保しています。また、階段の手すりは、他の手すりと違い、しっかりと掴むことのできる物を設置し、より安心して昇り降りできるよう配慮しています。 |
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2 階 喫 煙 所 |
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喫煙所の意味の他に、皆と一緒に居たくないけれど人の気配を感じていると安心できる人の為の空間として設置しました。ここに居ると、1階の様子が見え、声(音)やキッチンからの匂い等の雰囲気が伝わってきて、皆の中に居るような一体感を味わうことができます。 五感の刺激にも繋がり、ホッとできる空間として最適です。 また、天窓からは自然光を感じることができ、さらに心地よく過ごして頂けるような配慮になっています。 |
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2 階 連 絡 通 路 |
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お年寄りが自由に行き来できます。お年寄りは自分のユニットが自分の家という感じで、あまり行き来はありません。お隣さん感覚の付き合いなのでしょうか |
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金 魚 |
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普通、金魚は水槽や金魚鉢に入れ観賞しますが、普段見慣れてくると興味を示さなくなるため、火鉢風なつぼで飼う事によって、中に何が入っているのかの興味をそそり、次には覗き込み、火鉢の中の金魚の存在に驚きを覚える(意外性)、という刺激を感じることができるようにしています。 |
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ウ ッ ド デ ッ キ |
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外部環境も大切な空間です。リビングから自由に外に出ることができ、日向ぼっこやテラスでの昼食や休息の場として設けました。また、正面の庭には、家庭菜園や花壇を設けることにより、入居されている方々と一緒に育て、一緒に収穫し、食べる事ができます。 さらに、道路に面している事でご近所の方々との交流の場や挨拶の場としても活用できます。 |
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