アウル通信
『withコロナ』
2020年 9月号 NO:193
「物事なるようにしかならない」ということは、当にわかっていることだが
まだみぬ未来を勝手に想像し不安がる。
と、思いながらも、なるようにしかならんも、どうもおかしな感じがする。
結局のところ、なるようにしかならんのだが
なるようになるよう、何かをしなければならないとも思う。
で、終わりのない禅問答が、ぼくの思考の中で悶々と続く。
要はハッキリとした答え、というよりも正解?というよりも正しさ?
そんなものが欲しいのか?
が、というよりも、揺るぎない覚悟が欲しいだけなのだろう。
馬鹿は死ななきゃ治らないとはよく言ったが
この性分、一旦どこかでリセットしなければ治らんのは
当の本人が一番よく解っている。
これもまた諦めるしかないのか。
しかし、この性分が幾多の困難をくぐり抜けてきたのも事実である。
諦めると言うよりかは、そのことが解っただけでも、この人生での収穫としよう。
そう考えると、残り少なくなって来た人生だが、少し控えめに生きた方が
ちょうどいいのかもしれない。