自分の周囲にいる人たちは、自分の鏡。
　許せないと感じる人がいれば、自分も同じように自分の価値観で相手をジャッジ（評価）しているに過ぎない。つまり自分の価値観で人を責めてはいけないということ。私たちは、そのことを経験し、学ぶために存在し合っている。
　私は、ダメダメ人間であると自覚し出してからは、人にダメ出しされても、そんなに腹も立たなくなった。随分と時間をかけたが、その通りだなと思える様になった。
　そこに執着があったり、変なプライドがあると、いつまでも自分を苦しめることになるだろうし、いつまでも人を許せないだろう。そんな経験をたくさんするために生まれてきたのかもしれないとさえ思う時がある。
　たとえ仕事ができても、たとえ人に優しくても、たとえ素敵なことを語り伝えられても、自分が自分を許せなければ、いつまでも人を許せない。全ては自分の裏っ返しだ。
　いつも人間関係は付きまとう。本当は、すべてお互い様なのだ。誰が正しく、誰が間違っているかなどない。本質を見失うと、心が狭くなる。さて、私たちの本質とは何なんだろうか？そして、私たちはいったい何を目指しているのだろうか？と、自問自答を続けて行くしか術は無いようだ。