アメリカで交通事故に遭った方がいらっしゃる。男性の方。運転をしていて、一瞬の不注意から、他の車にぶつかられて、病院に担ぎ込まれる。意識不明の重体から目を覚ますと、左足切断。一瞬の不注意で、人生を棒に振ってしまったと思い、悲嘆のどん底にいた。その病院に日本から駆けつけてきた奥さん。病室に入るなり、なんとおっしゃったか。旦那さんを泣きながら抱き抱えて、なんとおっしゃったか。「あなた、良かったわね。命は助かった。右足は残ったじゃない。」この奥さん、見事だと私は思う。人生の解釈力。このギリギリの場面で、なんと解釈するのか。「あの不注意で左足を失って、人生を棒に振ってしまった」と思うのか、「ああ、命が残って有難い、右足が残った、有難い」と思うのか。この解釈力の差。人間の強さとは一体何か?私はこの解釈力だと思う。
私の昨年の一年間は、そんなどん底を経験した日々だった。でも、いつも私の傍(かたわら)にいて、私を信じ、励まし、力になって、助けてくれた家族、職員、仲間の方々がいた。ホームを運営していると、色んな課題が起きてくる。そのネガティブな出来事に、何度も、何度も挫けそうになり、もうダメかと何度も思った。でも、その度に、彼らは「大丈夫です!」「今がどん底だとしたら、あとは良くなるだけです!」と、ポジティブに励まし、心の支えになってくれた。今思うと、彼らこそが豊かな解釈力の持ち主で、その解釈は、人生のどん底と思っていた不幸な出来事でも、ホームがより良くなるための出来事、若しくは、円満且つ健全なホームの運営、継続、継承のための出来事だと教えてもらえた。この彼らの解釈力こそが、その時の私を救い、今のホームの存続に繋がっている。本当に感謝の気持ちでいっぱいになる。
私の役目は、このアウルで利用されている方々の幸せと、その方々を支える職員の方々の幸せの実現。これからもそれは変わらない。
私の昨年の一年間は、そんなどん底を経験した日々だった。でも、いつも私の傍(かたわら)にいて、私を信じ、励まし、力になって、助けてくれた家族、職員、仲間の方々がいた。ホームを運営していると、色んな課題が起きてくる。そのネガティブな出来事に、何度も、何度も挫けそうになり、もうダメかと何度も思った。でも、その度に、彼らは「大丈夫です!」「今がどん底だとしたら、あとは良くなるだけです!」と、ポジティブに励まし、心の支えになってくれた。今思うと、彼らこそが豊かな解釈力の持ち主で、その解釈は、人生のどん底と思っていた不幸な出来事でも、ホームがより良くなるための出来事、若しくは、円満且つ健全なホームの運営、継続、継承のための出来事だと教えてもらえた。この彼らの解釈力こそが、その時の私を救い、今のホームの存続に繋がっている。本当に感謝の気持ちでいっぱいになる。
私の役目は、このアウルで利用されている方々の幸せと、その方々を支える職員の方々の幸せの実現。これからもそれは変わらない。