アウル通信

『素直であること』

2025年 9月号 NO:249

 最近はまっている書籍よりご紹介いたします。
 自戒の念を込めて。
ある方と1時間ほどお話をしました。その方も自分なりの考え方がたくさんあると思うのですが、私はこのような話をしました。 「〇〇さん、あなたは私が話したことに対して、すべての受け答えを『でも』と『だって』で始めました。『でも、何々ですよね』『だって、これはこうじゃありませんか』と。思い返してください。二十回くらいのあなたの発言全部が『でも』と『だって』で始まりました。思い出せるだけ思い出してください。『なるほど、そうですよね』という受け答えで始まったものは一つもありませんでした。全部『でも』と『だって』でした。そういう考え方、生き方をやめて、『なるほど、そうですよね』という受け答え方をまずするようにしたらどうでしょうね。そうしたら人生がずいぶん楽になり楽しくなると思いますよ。
自分のことをわかってもらいたい、自分の主義主張を唱えたいという気持ちはわかるのです。しかし言い返すことによって味方が得られるとは思えませんし、逆に敵をたくさんつくっているかもしれません。その相手が家族であったり、子供であったり、同僚であったり、仲間であったり、友人であったりしたときには、味方をつくるどころか、どんどんどんどん敵を増やしていくような気がします。
聞き入れるかどうかは別として、人の話は「なるほど、そうですよね」と聞いておけばいいのではありませんか。そして取り入れられるものは黙って取り入れる。取り入れられないものは自分の感覚で黙って切り捨てる。そして、その相手の話や提案を、一々「だって」や「でも」で切り返すのではなく、黙って聞き入れたらどうでしょう。そんな素直な生き方も、ひとつの生き方だと思います。宇宙も神様も素直な人を好むように思います。

出典 小林正観著 「運命好転 十二条」より

感謝
アウル 宮崎 直人
前のページへ戻る
Copyright© 有限会社グッドライフ All Rights Reserved.