腹をくくる
NHKの連ドラ「マッサン」
マッサンがエリーと離婚するかどうか思い悩んでいる時、エリーがスパイの容疑で憲兵に連行されそうになりました。しかし、海軍省の指定工場だったおかげで、連行、取り調べは免れました。
マッサンは決めました。エリーと日本で暮らしてゆくことを。
翌日、会社の社員を集めて、その旨を伝えました。
その時、虎さんが一言言ったのです。
「マッサン!腹括ったんだな!そんならワシら、全力でマッサンとエリーを応援すっからな!」と。
腹を括るとは、覚悟を決める。いかなる事態にもひるまないよう心を固める、と書いてありました。
人間、腹を括ると、想像もつかないほど大きな力が働く、と体験的にぼくは感じています。
要は、本音で生きるか、自分を中心に添えて生きるか、ということだと思うのです。
これが、なかなか難しいのです。
いきなりですが、マジンガーZって知ってますか?
ぼくの大好きなヒーローです。
そのマジンガーZの頭の部分に、ホバーパイルダーという乗り物があるんだけど、それがマジンガーZの要の操縦席です^ ^
例えば、マジンガーZが自分の器だとします。ホバーパイルダーは、自分の器を操作する肝心要のところなので、そこにはいつも自分が座っていなければならないのですが、その肝心要の操縦席に自分が座っていない時があるんです。
時にぼくは、その肝心要の操縦席に別な人やものや事を乗せて操縦させてしまう事が度々あるんです。つまり、自分の器を別の何かに操作させてしまっている時があるということです。
自分を外に放り出して、自分が気になってる人とか、偉い人とか、苦手な人とかを操縦席に座らせたり、時間やお金やあらゆるものや事が入れ替わり立ち替わりね(笑)
本音で生きるというのは、自分が操縦するということ。例えばどんなこと(現実)が起きようともです。
例えば
好きなことは好きと言うこと。
嫌なことは嫌と言うこと。
そんなシンプルなことを、行動に移すことなんです。
でも僕らは結果を期待しちゃうから、また迷いの中に入り込んでしまう、そう言う時に、自分の操縦席に誰かや何かが座っているのね(笑)
期待すると、自分自身で在り続ける事が出来なくなるのね。
つまり、マジンガーZの操縦席に誰かや何かが座ってる状態。誰かや何かに自分の器を操縦させてしまうんだ。そうなると、操縦席に座っているか誰かや何かに合わせた行動になってしまい、本当の自分を見失ってしまい、結局本当の自分で在ることとのギャップが苦しみや、悩みや、悲しみや、悔しさや、嫉妬や、絶望を生んでるとしたら、どう?
つまり、誰かに影響された思考や行動をとってしまい、人間関係の崩壊を迎えることになる。
そんなんでいいのだろうか?
理想と言われるかもしれませんが、自分が自分で在ることが、どのような結果になろうとも、期待せず、やることをやるという大事なことを貫くことではないかと、ぼくは思っている。
マッサンとエリーたちのように、国籍や人種や言葉や文化や伝統、ましてや時代に翻弄されても、人間で在る、自分で在るという誇りのみが、自分自身を救うのだろう、と。
心地のいい人と、心地のいい処で、心地のいい音楽やものたちに囲まれて、心穏やかに過ごすことが、ぼくたちの本来の姿。
自分を生きてますか?と、自分に問いかける。
Naoto