今回、本の断捨離もした。
やはり本は、人の心がこもっていると勝手に思っているので、生かそうと思い、小規模多機能地域交流室に「アウル文庫」なるものを、近々開設しようと考え準備している。
その中でも、断捨離せず手元に置いておこうと思う本がいくつかあった。
その中でも、会社を立ち上げる前に手に取り、ぼくに生き方のインスピレーションを与えてくれた本がある。
本田宗一郎著「やりたいことをやれ」(PHP研究所)である。これは、ぼくのBibleの一冊にもなった。何かの困難にぶち当たった時に、何度も何度も見開いた本だ。
本田宗一郎という男の生き方に惚れ、ぼくの会社の車は全てホンダ車である。最近、浮気をして一台だけ、トヨタにしたが、ぼくが乗ってきた車はずっとホンダである。
今日、久しぶりに何気なく本を見開いてみた。ぼくはいつもそうしている。
何も考えずに開いたページに、今を生きるヒントがあると、経験上信じているからだ。
今日、久しぶりに開いて、鳥肌が立った。まさしく、今ぼくが感じている出来事に対する示唆が書いてあった。びっくりした。
そのページにはこう書いてあった。
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「未来へ進ませる力」
現在、この瞬間は過去でもあり、未来でもあるわけだが、過去における知識の蓄積は、未来に役立てられるものでなければ、それは、“知ってる”という名のお荷物である。極端にいうなら、その人の現在ならびに未来を毒する、亡霊なのである。こやしにならぬ過去なら、捨てたほうがいい。それを捨てれば未来が考えられる。私などには、そうした過去の知識がないから強い。
私にあるのは、教わって知った知識とともに、実行して知った知識、つまり経験である。このふたつが、私を未来へ進ませる力になっているのだ。私は他人から教わったことや本に書いてあることを鵜呑みにはしなかった。それらはみな他人の過去だと、知っていたからである。
本田宗一郎
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何ということだ‼️
雷⚡️が落ちた衝撃を受けた(笑)そんな訳はないが、それだけタイムリーな瞬間だった。
鵜呑みにした訳ではないが、今のぼくを後押しするかのようなメッセージだった。
もう少しやろうと思う。
もう少し生きようと思う。
もう少しいい加減に。
もう少し適当に。
もう我慢をしないで。
もう少し
やりたいことをやろうと。
Naoto