その七
「付かず離れず、適度な距離感を創る」
とかく
コミュニケーションの名の下に
初対面でいきなり
ベタベタとくっ付いて
話をしている人がいますが
相手との距離感は
ひとつの目安です
とても関係性に比例するものです
そこを一方的に
踏み込むと後々
様々な日常の暮らしに中で
弊害が出てきます
それが拒否や抵抗という言葉で
表現され
彼らの症状とされ
問題視されてしまいます
要は
彼らとの距離を
どのように保つか
そのバロメーターになるのが
お互いの距離感です
一口に距離感と言っても
物理的な距離の話ではありません
距離だけだと
相手との物理的な数値のことですが
「距離」に「感」がくっつくと
そんな単純な話ではなくなります
つまり
相手との物理的な距離を
どう感じるかとなります
よくパーソナルスぺースと言いますが
そのパーソナルスペースも
相手との関係に影響されます
つまり
その距離と距離感は
決して一定ではないということです
程よい距離感を作ることが
最大のポイントです
では
程よい距離感を
どのように創るかです
日々の暮らしの中で起きる
感情や出来事や関係性によって
常に絶えず変化するものです
たとえ親しくても
この距離感は一筋縄にはいきません
これまで
人と認知症と向き合うための基本アプローチを
丁寧に実践してみると
この”距離感”を
感じられる感性に気づくでしょう
関係の変化を感じながら
丁寧に距離を縮めていき
会話の中に活かして
観てゆくことです
要は
この距離感を感じられる
感性を持つことです
このことは
CAREとケアにとって
とても大事なことです
ぜひ、試してガッテン!
今回で
人と認知症と向き合うための
基本アプローチ七ヶ条は終わりです
これまで読んでいただき
本当にありがとうございました
何かのお役に立てれば幸いです^ ^
Nao