先月、7月1日。私が前職でグループホームに携わりだした時に、大変お世話になりました『中島紀恵子先生』がアウルにいらっしゃいました。
平成8年、制度も何も無い中で「グループホームケア」という未知の世界に飛び込み悪戦苦闘していた時代でした。私達の取組みに関心を寄せて様々な学術的なサポートを沢山示唆していただいた恩師です。
その結果が、日本看護協会から出版されている『グループホームケア』という書籍につながっていったのです。途中改訂版を出版され、その際に『グループホーム アウル』の取組みも、ほんの少し掲載させていただきました。
私達の夢と希望と情熱が確かにそこにありました。私は勝手に師と仰いでおりますが、まったく偉ぶる方ではなく、私も失礼なのですが、普通に会話させていただいております。先生もまったく私を受け入れて下さる?と同時に、久しぶりにお逢いしたにもかかわらず、ほんの何言か会話された中に、今までの私の在り方、今の私の在り方、これからの私の在り方を見通した助言をされる、なまら凄い方なのです。私の大好きな人間のひとりです。もし、まだお読みになっていらっしゃらない方がいらっしゃったら是非お読み下さい。日本看護協会出版部『グループホームケア』中島紀恵子著です。ちなみに、私は第一章を担当しています。その時のその瞬間の想いや実践の内容が書かれています。久しぶりに中島先生にお逢いできて、当初グループホームを取り組んだ時に戻れた感覚になりました。あらためて、中島先生の力は偉大だなと感じました。
私にとっては、色々ありましたこのタイミングで、先生達にお逢いする機会をいただいたということは、今一度初心、原点に還る機会が必要であったと感じております。
今一度自身の取組みを見つめ、本当の支援とは何かを考えてみようと思います。
ありがとうございました。
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