NHKで只今放送されています『ごちそうさん』という連続テレビ小説があります。
毎回観ていますが、『食』についてがテーマのドラマです。

とても深いなぁと感じた場面がありました。

食べなくなった事に対して、何が何でも食べさせなきゃならないのか?という場面がありました。戦争で傷ついて帰ってきて、また元気になったら戦争に行って、結局戦争で死んだらもともこもない、だから何がなんでも食べさせて元気にしなきゃならないのかという事だと思います。

その言葉を受けて主人公は、人は誰でも死ぬでしょう。いつ死ぬかわからない。明日何かが起こって、命を失うかもしれない。死にゆくひとに、もう死ぬから食べさせなくてもいい、食べなくてもいいというのはおかしい。やってられない!と言い放ちます。

このやり取りは究極の『哲学』だなと思いました。
死にゆくその時まで人は命をいただくもの。
そしてそのいただく命のほとんどが命を絶ったものであること。

また、ドラマの中で食べる事がしんどくなった友人にどうしたら食べる事ができるのか、どんな食材であれば食べるのか悩んだすえにひとつの答えがでます。
その命を絶たなくてもいただくことができる食材として『牛乳』に至ります。

なるほど!

私たちはこの世に生を受けたその時、お母さんのお乳を飲んで育まれます。そのお乳から様々な情報や免疫力をいただきます。

命って凄いですね。いろんなことを考えさせられます。
ですから最後の最後まで諦めたくはないのです。

感謝

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