「認知症を理解すると言う事は
人間の本能を理解するということである」
いつもの場所でいつものように時間を過ごしているお婆様。
時間を持て余すと、テーブルを擦り始めます。何かと繋がろうとしているかのように。
認知症特有の行動として見られているこの行動も、実は『共に在りたい』『繋がりたい』『関係を持ちたい』etcの共に生きようとしているのだと、今思えています。
傍に寄り話しかけると、それが止まります。
ただ横に居住まうだけで、それが止まります。
その行動の善し悪しではなく、人は本来本能として何かと繋がろうとするということです。
人それぞれには、人それぞれの言動の理由があります。
そのことを、本能と共に考え理解する人が彼らの周りにいるといいですね。
それだけで安心するかもしれないのです。
そんな経験を沢山してきました。
何もせず、じっくり居住まってみてみることもいいですよ。
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