先日、研修会で、グループホームの原点と未来について、お話をしてきました。
 本来のグループホームが出来た時の社会的な役目は何だったのか?
 「認知症対応型共同生活介護」を分解して、一つひとつ紐解いてゆくと見えてくるものです。それは、認知機能に変化してゆく状態にある方々の生活の支援が本来の役目です。 その支援とは、本来地域の中で行われていた支援でした。今更、地域包括ケアの仕組みに入るかどうかの議論はナンセンスに感じるには私だけでしょうか?
 例え認知機能に変化が起きたとしても、様々な地域の人の支えがあれば、家族だけに偏るのではなく、専門職だけに偏るのではなく、様々な関係の中で支えられる世の中にするということだと思います。
 これは日本だけではなく、世界、いや人類のテーマです。
 人間同士が啀み合い、罵り合い、妬み合い、挙げ句の果てには、自分たちの主義主張と異なるから、宗教が違うから、肌の色や言葉が違うからという『前提』で殺し合う。 そんな世の中です。
 そんな『前提』が、私達のこの小さな地域や組織にも蔓延しています。 今こそ私たち人類は、協力し合うとき、わかり合おうとするときと思います。 まずは、自分の中で起きていることを導いている『前提』を見つめてみることをおすすめします。私たちは、どのような『前提』を持ち、現実を引き寄せているのでしょうか。今こそ、『前提』を変えるときだと思うのです。
        
感謝

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