私の家の真ん中に
太い丸太の柱がある
家を建てる時に
家族5人全員で
丸太の皮を削り
一人ひとりの名前と年齢を書き込んだ
その当時の僕の年齢は36歳
同い年の奥さんと一緒に建てた家だ
毎日この柱を見ては心の中で懐かしむ
これもひとつの私の外部に在る記憶になる
多分人間にはそんな記憶がたくさんある
誰かに会うと蘇る様々な記憶や感情
さらにその出来事や感触まで蘇る時がある
何らかの原因で
認知機能が低下していこうとも
感情の感触は
なんだかそこに在るような気がする
そんな事を大事にする専門性をもつ“人”が増えるといい
僕は学者じゃないので
感覚的にしか物事を捉えられないが
それはそれで僕のいいところだ
そんな自分にOKを出そうと思う
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