認知症そのものを介護するというよりも
その人の心の中にある感情を癒すことに目を向けること
人は基本、感情の生き物と思っています。
僕なんかは、今はかなり落ち着いたと思いますが、“喜怒哀楽”の感情がすぐに顔にでる方でした。前の上司には、よく”口がとんがっているよ”と言われていました。笑えますよね。 若い頃は、とんがっていていいんです(笑)そのとんがりが沢山の経験を繰り返し体験することで、いい味がでていきます。
ですから、僕は振り返ると“自信は失敗したとき笑えばつく”を無意識に繰り返して、自分を発達させてきましたし、なんか知らんけど、まろやかになっていっている実感を楽しんでいる感じです。
認知症の状態にある方々は、その状態そのものによって、さらに不安な状態にさらされます。僕は、彼らの感情に働きかけることを基本にしてきました。それはこれからも変わりません。僕らの仕事の“基本のき”だと思います。
その人間の感情を、まずは最優先に癒すような自分づくりに挑む人が増えるといいなと思います。
まず顔と顔を合わせた時に、あなたはどうしますか?
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