支援の本質にあるのは、人として生きてきた姿が尊ばれ、生きている姿に関心が向けられ、生きていく姿そのものの創造に役立てること、です。  
 人は常に何かと繋がっています。繋がることで、さまざまな関係と自分とのバランスを保って生きています。まずは、あらゆるものとの繋がりを気にかけることです。それがCARE本来の意味です。私たちの仕事の本質は、“信頼”を感じ合える専門職が傍にいることで、暮らしを楽しむことに繋がります。
 これまでは、“認知症の人”として、認知症を通して一括りに捉える文化でしたが、これからは、“人”と“認知症”として、それぞれに捉える文化へと意識の変容が大事だと感じています。人として生きてきた姿が尊ばれ、生きている姿に関心が向けられ、生きてゆく姿そのものの創造に役立てることが、これまでも、これからも、いまこの瞬間も、『人』と『認知症』にとって、大切な僕の哲学です。

感謝

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