前回までは、『人と認知症と向き合うための基本ビジョン 三ヶ条』をご紹介させていただきましたが、今月からは、『人と認知症と向き合うための基本アプローチ 七ヶ条』を、七回シリーズで、ご紹介させていただきます。
その一は「礼儀正しくかかわる」ということです。
基本は“丁寧に相手を大事におもう”ということ。
別な表現をすると“礼儀礼節を保つ”ということ。
相手を敬う気持ちは伝わります。
逆に相手を軽視した心持ちでいると、それは自身の所作に現れ、残念な形で伝わってしまいます。
“礼儀礼節”という、堅苦しい表現よりも、“手稲にかかわる”と表現した方が相手の懐に入りやすいと思います。
日々生活を共にしていると、つい親しくなりがちです。
「親しき中にも礼儀あり」ということわざがあるように、どんなに親しい中であっても、相手を丁寧に敬い想う気持ちが、お互いの信頼関係を結ぶことに繋がりますし、その関係は良好に継続するでしょう。
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