これは文字通り相手の言動に応じることです.
私なりに考えたのですが,応じ方にはふた通りあり,ひとつは「反応」、もうひとつは「応答」です.
反応は,どちらかと言うと,本能的,反射的,動物的に応じる姿です.
辞書で調べると,「生体が,刺激を受けた結果として変化や活動を起こすこと二種類以上の物質の間に科学的変化が起こること」とありました.
応答は,結果を予測したり,準備したりして応じる姿です.
辞書で調べると,「問や話しかけに答えること,うけこたえ」とありました.
ここで言う「相手に応じる」は,後者に示しました「応答」を意識した姿を具現化してゆくことです。
例えば,相手の言動に対して
「はい」「へ〜」「うん,うん」「わかります」「そうですね」「大変ですね」「いいですね」「そうですか」などなど,相手が言った言葉に対して、ひたすら共鳴します。もし言葉が浮かばない時は、相手の発した言葉を使っておうむ返しするのもいいですし,相手に対して,自分の話を聴いているという合図にもなります.そうして相手と繋がっていることを実感します.とにかく相手に応じているシグナルを表現することです.
まずは「実際に応じてみる」のです.
ただただ無心にひたすら応じることで,繋がりの意識が芽生えてくるでしょう.
ポイントは、「相手の視界」に入り、「目線を同じ高さによりも若干低め」にし、「相手の視線を合わせる」ことです.しっかりと「アイコンタクト」をとってみて下さい。
この繰り返しで、「信頼関係の築き」の一助となるでしょう
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