相手との距離感は、ひとつの目安ですが、とても関係性に比例するものです。
一口に距離感と言っても、物理的な距離の話ではありません。
距離だけだと、相手との物理的な数値のことですが、「距離」に「感」がくっつくと、そんな単純な話ではなくなります。つまり、相手との物理的な距離をどう感じるかとなります。
よくパーソナル・スぺース(1m〜1.2m)と言いますが、そのパーソナルスペースも相手との関係に影響されます。つまり、その距離と距離感は、決して一定ではないということです。程よい距離感を作ることが、最大のポイントです。
では、程よい距離感をどのように創るかです。 日々の暮らしの中で起きる、感情や出来事や関係性によって、常に絶えず変化するものです。たとえ親しくても、この距離感は一筋縄にはいきません。
人と認知症と向き合うための基本の関わり方(所作)五ヶ条(ホームページに掲載)を行ってみると、この”距離感”を感じられるお互いの感性に気づいてゆくでしょう。是非、参考にしていただけると幸いです。
関係の変化を感じながら、距離を縮めていき、会話の中に活かして観てゆくことです。 要は、この距離感を感じられる感性を持つことは、人間の営みにとても大事なことです。
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