今まで、色々な出逢いがありました。私が今ここに存在し、生きていられるのも、その「出逢い」があったからなのだと思います。そして今、入居されている皆様との出逢い、ご家族の皆様との出逢い、スタッフの皆との出逢いがあり生かされている自分がいます。
お年寄り同士支えあっている姿を見るとなんだかホッとします。私達にはできないケアです。ケアと思うこと自体すでにケア側の人間という線を引いているのでしょう。人間と人間が支えあうことの素晴らしさに、あらためて感動を覚えます。
私達スタッフ同士もまた同じです。何かの縁でここに集い、何かの縁で支えあっているのだと思います。せっかくここに集ったのですから、一つの家族として存在したい。その中で互いに意見し合い、時には互いに傷つくこともあるかと思います。自分以外の人は自分の思うようには行動しないものです。私は、このグループホームを始める前にスタッフに云いました。「自分が変わらなければ、相手は変わらない」と。名刺の裏に書いてあります。
「因は我にあり」
自分が変われば 相手が変わる
相手が変われば 心が変わる
心が変われば 言葉が変わる
言葉が変われば 態度が変わる
態度が変われば 習慣が変わる
習慣が変われば 運が変わる
運が変われば 人生が変わる
時に出逢いは、人の人生までも変えてしまう力があります。私は、スタッフと良い出逢いをしたと思っています。いつまでも思い続けるでしょう。私にとっては、只単にここを守ってくれる、また仕事をしてくれる為の存在ではなく、大切な大切な宝であり、かけがえのない存在なのです。言葉では言い表せない位の想いがあります。全てのスタッフに。一人ひとりのスタッフに。その想いは、ここに住まわれているおじいちゃん、おばあちゃんを想う気持ちと同じように通じています。
その出逢いを、その想いをいつまでも大切にしていきたいと思っている今日この頃です。
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