相田みつを氏の世界より

「自分の花を」より

自分の花を

折角、この世に生まれてきたのですから、必ず意味があるはずです。人間はいつも自分という花を咲かせているはずです。その花が、どんな花かは人それぞれでしょう。水や肥料をあげなければ枯れてしまいますし、日向や日陰ではどうでしょうか。


マハトマ・ガンディーはこんな言葉を言っています。

 ばらは言葉で語らない

 素敵な薫りを放つだけ

 その薫りこそばらの言葉


人間は、つい理屈や理論で物事を解決しようとしますが、ばらにはそんなものさしはありません。自分をよく見せたいなど考えない。ただ、咲いているだけでその美しさを美しいなと思う人にのみ見せているんだと思います。美しいなと思える人にもなりたいし、美しいと思ってもらえる人にもなりたい。だけど、他の人に決して求めてはいけませんね。私の自我です。


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