「アンビリーバブル」って番組見てますか。その番組の中でのお話で、岡田たかし君という子の話がありました。丁度小学校6年生位です。たかし君は、心臓の筋肉が弱くなる難病で、ある時、脳梗塞という病気になり言葉が話せなくなったんですね。そんな時に、クラスメートの皆が、たかし君を励まそうとして、一人一人の言葉のメッセージを贈った訳です。何度もお母さんが聞かせてあげているうちに、突然たかし君が「もっと飲みたい」と水を欲しがり、奇跡的に声が出るようになったんですね。
それから、次第に回復し学校へ行けるまでになった時、自分は今まで沢山の友達に助けられてきたけども、はたして自分は何か人の役に立っているんだろうかと思うようになったんですね。そうして、たかし君は老人ホームへ行って人形劇をみせてあげたり、いろんな活動をし始めたんです。そんなたかし君がこんなことを言い残したんです。
「友達っていいよ。だから僕も友達を大切にするんだ。
人の役に立っていうことは、人に何かをしてあげることだけではなくて
生きているだけで、人の役にたっているのと同じことなんだ。」
小学校、6年生の時の言葉です。そうしてたかし君は天国にめされていきました。そんなたかしくんの生き方が、さまざまな人の心を動かし、私たちに「生きる」ことを再度考えさせてくれたんですね。私も、多くの人に支えられて自分の夢を叶え、更に一歩づつ歩いています。決してあきらめないで、前を向いて、自分の足で、歩いていきたい。必ず夢は実現します。たかしくんのように、しっかりと自分自身をみつめていれば、生きていた時間は短くても、充実した生き方ができると想います。痴呆という病気になっても、ひとりの人間です。脈々と生きているのです。今、ここにいる人生を心と身体でいっぱい受け止めて生きているのです。私達は、そんな想いをしっかりと支えていかなければと想いを新たにしております。
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