私にとって水曜日は待ち遠しい曜日でもある
。テレビドラマの影響である
。21:00から『臨場』
これは欠かさず見ている
。「俺のとは違うなー」と「根こそぎ拾ってやれ」
主人公のセリフである。
これが気に入っている。
このドラマを見ていると
様々な人間模様の中
、あらゆる感情と向き合い、人は生きていることを実感する。
そして私たち専門職は
どれだけ彼らの生き方に対して根こそぎ拾っているだろうか?
と自分に問いかける時間でもある。
大好きなドラマの一つである。
そして更に水曜日が待ち遠しい曜日になった。
22:00から放映されている新番組『MOTHER』。
舞台は私の生まれ育った町「室蘭」。
鉄鋼の町で「新日本製鉄」「日本製鋼所」とがある町で有名である。
円形の校舎が特徴的な「絵鞆(えとも)小学校」。
太平洋に面したイタンキ浜(鳴り砂でそこそこ有名)。
測量山から見える室蘭の全体描写。
そこに見える「白鳥大橋」。
この橋は、私が子供の頃からの夢の架け橋であり、
夢のまた夢の話であったが、今では現実に出来上がっている事に今更ながら驚きである。
挙げれば切りがないくらい「室蘭」の映像がふんだんに使われていて、ドラマの内容とは別に嬉しくなった。
それと「室蘭」と言えば「焼き鳥」である
。
ちなみに私は室蘭の「鳥辰」で働いた経験がある。
私は「若鶏の唐揚げ」が担当であった。
是非「室蘭焼き鳥」と「若鶏の唐揚げ」の味を堪能していただきたい
。さて、話がずれてしまったが
、
このドラマのテーマの一つが「虐待」である。
目を覆いたくなるような「虐待行為」そのものの描写は控えめであったが、
見ている者の想像の中で「虐待行為」が想像されるような描写であった。
心が痛くなり、
悲しくなる描写が幾つもあった。
それとは相対的な姿として
、
子供の健気な姿と室蘭というイメージとは異なる自然界の描写。
先生役の松雪泰子さんの一見冷たく淡々としている役柄。
それでいて自然界の営みに興味を持ち追求している姿。
更に彼女の母性本能がくすぐられてゆく様。
今でも耳について離れず残っている
。二人で逃げるかのようにブルートレインに乗り込む際に「お母さん!お母さん!」と叫ぶ声。
正直ホッとしている自分がいた。
映画のカメラを使っているだけあって、
まるで映画を見ているかのような映像とアングル。
「室蘭」の町が誠実に表現されている
。
なんて書いているうちに評論家のような表現になっている自分。
とにかく観て欲しいドラマである
。
ちなみに私はあまりテレビを観ない人だが、
『龍馬伝』『爆問学問』『臨場』『MOTHER』は欠かさず観ている。
私には心穏やかになる
大好きな人や事やものに囲まれている。私がいつも持ち歩いている絵葉書に大切な言葉が書いてある。
葉祥明さんの言葉である。『願わくば
、何事があっても、
動じることなく、
常に思いやりの心で、
全てのものと、
接することが
できますように・・・』
全ての人の思いやりが世界中に広がりますように・・・
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