先日、ある会社の新年交礼会に招かれ、留辺蘂温泉に宿泊した時のことです。
2次会の席上、ある会社役員の方(私の友人)が「自己紹介ゲーム!」と叫びながら、その自己紹介ゲームなるものを始めました。一般的な自己紹介ではなくて、あるテーマにそってそのエピソードも含めて話をするというものでした。テーマは「温泉」。2次会まで残る人たちですから、ある程度お互いに知っている方々ばかりなのですが、自己紹介ゲームが始まり、ひとり一人が「温泉」にまつわる話をしだすと、なんとまぁ「そうだったんだ」「知らなかった」等など、温泉のこと以外に様々な『ひととなり』が見えて来て、更に親交が深まる経験をさせていただきました。
私たちは、人の事をある一面でしか見ていなかったという事を、あらためて知り、経験し、感じ、気づかせていただきました。人を理解するという事は、きちんと「話をする」「話を聴く」という、お互いの折り合おうとする力が成せる技なのでしょう。 |