人に可愛がられるというのは無条件の徳であると思う。作為に満ち得た徳は、
一時は繁栄するがいずれ廃る。しかし無為の徳は、それすら期待はない。だから可愛がられたいとか、可愛がられるにはこうすればよいとかがない。
 簡単に表現すると『素直』であるかである。「素直」と「従順」は違う。よくイエスマンとか太鼓持ちとかとは違う。『素直であること』つまり言う時には意見を言う。しかし人の言うことはよく聴く。任された仕事の進捗状況は必ず報告する。礼儀作法をわきまえ、社会人としてあたりまえのことをきちんとやる。それがここで言う『素直であること』である。
 例えば、任されたことで仕事が終わってしまう人がいる。つまり報告がないのである。報告のない部下に対しては本当に心配になる。「自分の任せた仕事はどうなっているのか?」「本当に大丈夫なのか?」きちんと報告をしていくことが上司の信頼を得ることにつながる。
 責任を果たすこと。責任を果たすとは「やるべきことをやる」ことである。やるべきこととは「こうするとお互いに居心地がよくなる」ことである。何はともあれ『素直であること』です。
 そんなことの繰り返しで出来上がった関係では、互いを尊重する関係に発展する。そこには虐待や苦情はその存在すらなくなる。

感謝

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