あのね、人生は実験だと思えばいいと、今思っています。
実験だと思って人生や物事を観察していくと、気持ちが少し楽しくなる気がするからなんです。
これも自分を守る手段の一つで、どうせ生きるんなら楽しく生きたいじゃないですか。
振り返ってみると、僕はいつも物事に対して一喜一憂してきました。
自分にとってとか、会社にとって課題が生じた時に、その度に動揺して、不安で不安でいてもたってもいられない心境になるんです(笑)
60歳を過ぎた頃に転機が訪れまして、しばらく休養させていただきました。
そのため、アウルも、険しい峠を越えられるかどうかの瀬戸際を経験しました。
沢山の人たちの支えがあって、なんとか峠は越えられました。
それでも不安は拭えきれないでいました。
ある時、なんだかそれも疲れちゃいましてね。
その時に、やるだけの手は打ったあとは、その後の経過を実験的に観察してみようと思って、少し他人事のように物事の経過を客観視して観察してみたんです。
実験ってなんかワクワクしませんか?
わざとに、意識してみたんです。
したらですね、確かに僕の手立てもそうなんですが、自然と物事が、時に痛みも伴いながらも解決したり、治ったりするんですね。
あとは、そのことを僕がどう解釈するかが物事の納めどころなんでしょうね。
今の僕の物事に対する解釈はその程度です。
人前で偉そうに喋っていますが、僕自身今も不安の中にいますし、日々悩みの中にいます。
人間だもの(笑)人生を別な角度から見てみるのも時にいいかもしれないですね。
Nao