昨日(2月7日金曜日)19時39分発釧路行きの列車で帯広に向かいました。
23時帯広駅近くのホテルに無事チェックインを済ませ、お風呂に入り、布団に入ったのは0時を過ぎていました。
そして、それが起こったのは、午前2時でした。突然、火災報知器が鳴り出し、「火事です!火事です!」「地下一階より火災が発生しました!」「落ち着いて避難して下さい!」「火事です!火事です!」と何度も何度もアナウンスされました。
そりゃ〜飛び起きましたよ。びっくりしましたが、意外と冷静に着替えをして、持ち物もリュックに詰め込み、部屋から出ました。
すると、お隣さんの若い男性が声をかけてくれまして、「本当何ですかね、まずは下に降りてみましょうか?」僕は、「そうですね、フロントのアナウンスがあってもいいですよね。非常階段で降りますか」と2人で会話をしながら非常階段に向い扉を開けると、上から沢山の宿泊客が、めっちゃ急いで下に降りているではありませんか。僕らも顔を見合わせ、「マジか⁉️」と疑いつつも避難を開始しました。
すると、下から流れに逆らうように宿泊客の一人が「誤報だってさ」と登って来るのをみて、本当か?と思いつつも、この人は下まで行って、ホテルの人から聞いて戻って来てるに違いないのだからと言い聞かせ、同じ階の若い男性と一緒に再び部屋に戻ることにしました。
部屋に戻り、でも普通ならフロントのアナウンスがあってもおかしくないのになぁと思いながら、服を脱ぎ出した時に、「みなさん、フロントです。地下一階に火災の有無を確認したところ、火災報知器の誤作動であることが判明しました。深夜誠にご迷惑をおかけ致しました。本当に申し訳ございませんでした」と、それはそれは申し訳なさが滲み出るような声のアナウンスでした。
そうして僕の不安は解消され、これで安心して眠りにつくことが出来ると思い、布団に入りましたが、夜中の2時に火災報知器の声で起こされ、咄嗟に身支度をし、階段を登り降りしたのです。皆さん!この状況ですやすやと眠ることも出来ず、しばらく覚醒が続き、まぁ〜知らないうちに寝落ちしていました。
そして目が覚めたのは午前6時。まぁほとんど寝ておらず、まぁ、今日の仕事は午後からだ、まっいいか!と自分を納得させ、チェックアウトのためフロントに行くと、支配人さんのような立派な方が、わざわざフロントから出て来て「昨夜は大変ご迷惑をお掛けいたしました。本当の申し訳ありませんでした」と、今にも土下座しそうな勢いで(少し大袈裟な表現ですが)謝罪されたので、多分全ての皆さんにこうして謝罪されてるんだろうなと思うと、逆にホテルの方も大変だろうなと思い、ホテルの方の労を労うように「大変でしたね。お疲れ様でした。大丈夫ですよ。いい経験をさせてもらいました」と伝えました。
それにしても、誤報とはいえ、緊迫した避難を経験したと思えば、これもまた避難訓練だと思い、それもまた良し。でも、本当の火災でなくてよかったし、命も無事だし、そう考えると、とてもいいネタが出来たと言うことですよ。ホテルの皆さん、お疲れ様でした!そして、お世話になりました!ありがとうございました!
Nao