いつもOさんはメガネをかけている。
メガネは体の一部なのだ。
大好きなニャンコをあやす時
かわいい子どもらに語りかける時
メガネの奥で目はいつも笑っている。
その大切なフレームが大きく曲がった。
なおせないかも・・と、不安がよぎる。
保証書を探すも中々、みつからない。
えぇーい、とメガネ屋さんに走る。
難しいですね。
でもやってみましょうとの一言。
夜勤への途次、お店に立ち寄る。
店員さんがにこにこしている。
メガネはきれいになおっていた。
その夜、Oさんはメガネをかけ
ニャンコをやさしく抱いていた。
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