2019年05月21日 | 未分類
庭の隅に昔、植えたぶどうの木があった。たわわにみのる豊穣の秋は、ユニットの食卓を賑わしていた。 昨年の夏のはじめ、ふとしたことから根部が切断された。
あれから一年、苗をさがしてやっと手に入れた。 満を持していたAさん、場所を決め、穴を掘り、肥料をやり、願いを込めて植えた。 毎朝、カーテンを開けるAさんの視点の先、細くちいさなつると葉が揺れている。
そう遅くない時期、皆が楽しめる秋がくるだろう。
グループホームアウル 登別館
21:17 | 記事 nao