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『グループホームって』

2016年12月12日 | 未分類

ファイル 1086-1.jpg

グループホームって

振り返ると

集団処遇の変革と世間からの偏見とスティグマからの解放の象徴だったと僕は思う

ある意味

革命といってもいい

彼らの多くは

その環境や偏見との狭間で足掻きもがいて

その不適切な環境と偏見と関わりと戦っていた

もちろん

関わり手も同じ

そのことに

気づき始めた人たちは

生活環境や支援の仕組みを見直し

生活をベースに認知機能の障害を支えていく仕組みを考えた

それがグループホームの始まり

彼らが過ごしやすい環境(住まい)をベースに関わり方を創ったのだ

しかし

グループホームができる前の

集団処遇と様々な偏見やスティグマのある時代へ逆行しているような気がする

もしかしたら

そもそもそこから抜け出してないんじゃないか?

いろんな言い訳を作って

生活の支援を諦めてはいけない

冷静に彼らに起こっていることを観ると

彼らに起こっている認知機能の線(糸)の障害と

さらに生きていると起こりうる様々な要因という点との狭間で線(糸)が絡みあってしまい

自分では解せないほどのダマになり

もはや自分の力では・・・

そこに今まで通りにいかない歯痒さと苛立ちという感情の点が加わり

さらに複雑になる

僕たちの仕事は

その複雑に絡み合った線(糸)を

日常の生活の中で

少しづつ一緒にほぐし解いていくことだった

僕たちには沢山の「生きている」という線(糸)がある

その糸は

複雑に交差し合い

うまく繋がっている

時に僕たちにも

線と線とが絡んでしまうことがある

自分一人ではどうしようもなくなった時

誰かがそばにいて

その線を解く手伝いをしてくれたら

それだけで僕は嬉しいし

直接解いてくれるわけではないけど

そばにいて励ましてくれるだけでも

有難いと僕は思う

そんな関係が築けたらいいなぁと思う

グループホームは

それができる最高の場所だ

グループホームの利点を無にしない

そんな関わり手であることを

病気で一人ではなかなかうまく解けなくなっている「生きる」という線(糸)を共にほどき支えるために生まれた仕組みとして

僕はこの仕事に誇りを持って挑んでいる

nao

18:39 | 記事 nao [コメント:10]

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