10代の頃に出会ったビジネスを教えてもらった方が
こんな事を言っていた。
「人の能力なんてほとんど差はない。ただ、どこにフォーカスしているかで得る結果は全然違ってくるんだよ」って。
当時の僕は、まっっったく意味がわからなかったのだがw
なんとなく言葉だけは覚えていて、それから数年して「本当にその通りじゃん!!」って実感した。
得たいものにフォーカスすること。
そして、それにフォーカスし続けること。
これは、とても強力なことだと思ったし、
自分がやっていることも
フォーカスすればするほど結果が出ていったのです。
フィギュアスケートで、もう引退しちゃったロシアの選手で
エフゲニー・プルシェンコ って人がいるんだけど、その人がテレビにでていて、ちびっ子と一緒にスケートするみたいな企画があって、その中で、子供から
「どうしたらあなたみたいな選手になれますか?」
って聞かれたときに、
何かの仕事や、活動を掛け持ちしながらでは無理だ。
フィギュアスケート一本にすることだね。
みたいな事を言ってたのを覚えている。
「うぉ!結構キツイ事いうな~」って思ったんだけど、それくらいマジで大事なことなんだと思った。
このフォーカスを強めるのって、
「何をやるのか?」
って事も大事だけど、
「何をやらないのか?」
って事もクッソ大事。
やらないことを手放す勇気が大切なんだと感じるのです。
そして、優秀な人ほどそれが難しい(笑)
だって、優秀な人ほど、出来ちゃうことが多いからね~。
色々出来すぎてしまうと手放すのは難しいものなのです。
で、手放せなくて「何をやらないのか?」を決めないと、
どんな感じになるかというと、
「劣等感を感じまくる人生」になるのです。
まず、
イチロー選手が、
野球もして、
サッカーもして
大学教授もして
野菜ソムリエもしていたら
今のレベルまで野球がいったかというと
たぶん無理っす。
で、もっと大変なのは、
手放せず、すべてが自分の土俵だと思っていると、
例えば、誰かが野菜ソムリエのコンテストで優勝したら
それに対して「クソ!許さんぞ!!」って気持ちになる。
だれかがサッカーで有名クラブに移籍したら
それに対して「クソ!許さんぞ!」ってなる。
自分の専門分野じゃない色々なことまで
自分がそれが出来ていないことがあたかもダメなことのように感じてしまうのです。
それは疲れるよね~(笑)
でも、
「自分は野菜ソムリエではないよね」
ってわかると、
誰かが野菜ソムリエコンテストで優勝したとしても、
何か刺激にはなるのかもしれないけど、
自分がソムリエできないことには苦しくならない。
自分がサッカーをできない事に対しては劣等感を感じないのです。
自分は商品を売る人なのに
商品が開発できないことで落ち込んでいませんか?
それ、あなたの土俵じゃないから。
自分は表現する人なのに
キャッシュポイントがつくれなくて
自分がダメだと感じていませんか?
それ、あなたの土俵じゃないから。
そーゆーのは、それが土俵の人にやってもらえばいいんです。
今って、
「自分らしく、個性を発揮する時代」
これって、
めっちゃ楽しそうに感じるかもしれないけど、
自分の能力がめちゃめちゃ大事になってる時代でもある。
「個性を発揮する時代」だからこそ
あなたの能力が
あなたのパフォーマンスが、
あなたの生活にめちゃめちゃダイレクトに影響してくる時代だとも言えるのです。
「自分が何をやらないのか?」
これを決めることが、
あなたが本当のあなたらしさにフォーカスするキッカケになるのです。
(椎原 崇 メルマガより)
Naoto