唐突ですが「音」って大事
音って大事だなとつくづく思いました
私たちの身近には、私たち自身が出す音として「声」があります
さらに、人間は「言葉」という道具を授かり使います
常々感じることですが、この音と言葉と声の関係がとても大切な働きを持つ仕事が、私たちの仕事ではないかと思うのです
音について調べてみると
音は、おと・おん・ね、といろんな読み方があります
意味もそれぞれの読み方に応じて微妙に異なりますが、とても大切な繋がりを示していると思うので
その全てを繋げてみました
すると
「物が動き、こすれ、また、ぶつかって出る空気の震えが耳に届いて聞こえるもの、または、聴覚への刺激。聞く心に訴えるような、おと、こえ」
となりました
そして、言葉の意味は
「意味を表すため、口で言ったり、字に書いたりしたもの。語、単語や連語、言語」
とありました
この「音」と「言葉」が融合して、人間の機能の声を使って表現します
その時の特徴が「声色」です
さらに声色を調べると
声の音色。こわね。特に、役者などのせりふまわしての音色・くせなどとありました
さらに、音の高さ、大きさ、音色の3つの要素があり、これを物理学の視点から表現すると、音波の周波数、音波の振幅、音波の波形の3点になるそうです
さらにさらに人間にはここに感情が加わります(笑)
厄介ですな(笑)
そうなると、音、言葉の融合が化学反応を起こして、声という音に変化させ、お互いに伝え合うことになります
何を言いたいかと申しますと
言葉はそれぞれに誤魔化すことはできるかもしれませんが、言葉に音が加わり、声色(こわいろ)への変化は、誤魔化すことができない、その人間の本音が現れるということです
この声色が、人間関係を築いていく上で、本当に大切になる要因かなと思うのです
ですから、メールやSNSなどでは、気持ちを誤魔化せても、電話や直接会って会話したり、直接声を聞いたりすることを通しては、人の気持ちは誤魔化せないということですね
最後に、私の尊敬する理学博士(理論物理学)の佐治晴夫先生の言葉をご紹介します
『お互いに自分の気持ちを表現する方法の中で、一番根源的なものは、言葉でもなく、文字でもなく、音だったのです』
(「14歳のための時間論」春秋社 佐治晴夫より)
Naoto