なんのため?
あのですね
ふと思ったのですが
「その取り組みはなんのためにしていることなの?」
つまり、事業所内で行なっている取り組みは、どこを向いているの?何を目的としているの?という事です。
僕のところは、グループホームやデイサービスや小規模多機能やサ高住などの在宅サービスと言われる事業を営んでいます。
基本、本質、前提、いろんな表現があるのでしょうが
そこを利用している時の心地よさ、利用している方々の幸せを追求することが究極の目指す姿として大切にしています。
ここが大切なところでもあり、複雑なところなんですが、その中には、その人が、介護保険サービスを利用していない時の姿、いわゆる自宅若しくは在宅での、専門職が関わっていない、目にしていない時の普段の生活が心地よく、快適に過ごせているか、又は一人ひとりの有する能力に応じ自立した生活を営めるように暮らしているのかも含んだ支援の展開だと思うのです。
だがしかし(駄菓子菓子🍭)
それぞれの事業所内でやっている事、つまり取り組みや経営戦略の追求や紹介が多いように感じられるのは僕だけでしょうか?
なんか違和感を感じるのです。
本来は、事業所の取り組みは、一つの方法や道具やきっかけであって、彼らが生活の中心やメインに置いている暮らしの本丸でどう過ごせるかに重きをおいて、デイサービスの利用を考える、小規模の利用を考える、グループホームの利用を考えるというスタンスでなければならないと思います。
だから、今のこの業界のように、取り組みだけが注目されるのではなくて、介護保健サービスを利用している住民(国民)が、住み慣れた地域又は、これから住もうとする新しい地域、すなわちどこに居を移したとしても、生き生きと暮らし続けることができているかに注目されることを、僕は目指したいですね。
そういう追求の紹介がされると、僕らの仕事の素晴らしさや誇りや名誉や守られ、介護を担っている仲間たちの地位の向上や社会的にも認められる仕事になってゆくと思うんです。
僕たちの目指す理念と方向性と哲学を誤らないようにしなければと自戒しています。
Naoto