言い尽くせないが
点と線の自立、又は支えなくして面の自立、支えは出来ないと僕は思う
面とは、暮らしの潤いであり、暮らし全般、つまりは人と人との繋がりであるすべての繋がりであり、社会でもあり、人生そのものと考えている
別な言い方をすると
面の形成は、無数の点の存在の集まりであり、その点と点が繋がって、面を創造していると言える
つまり、面を支えると言うことは、その面を創造している点そのものと、点と点を繋げる線の支えがあって、初めて面の支へと言える
例え、物理的に面の意識や器や社会を備えたとしても、その中身がピーマンであれば、なんの意味もないとは言わないが、片手落ちである
なぜなら、人間一人ひとりの持つ面は、さらに複雑な点と点の集まりだからである
医療や介護は、ここへの関心が薄いようだ
それぞれに崇高な理念だか哲学だか知らないがお持ちのようだが
その人間が生きようとする自立と自律と、両方が折り合い、紡ぎ合い、繋がり合い、生きるを満たすということは
今のこの国の社会の意識と仕組みでは、一人ひとりの「生」を豊かに全うするまで支えるのは稀であり、逆を言うと、その稀な「生の全う」を、ひとつひとつ丁寧に社会に発信していくしか変革の方法はないように思える
さて、僕たちはどれだけの時を重ね、貯め、費やせば、そこまで行き着くのだろうか
やはり、人が豊かに生きるために僕らにできることは、彼らの生きる点と点を、自分たちの力で繋げられるように支えることであり、それはどのような場所であっても、日々の暮らしの積み重ねの中でしか、たどり着けないのだろう
Naoto