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【人と認知症と向き合うための基本アプローチ 七ヶ条 その四】

2019年03月14日 | 未分類

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その四
「相談事を持ちかける」

簡単に言うとですね
お願い上手
お頼み上手
そそり上手
ヤラセ上手ってことです

あまりいい言葉じゃないような
気もしますが
とにかく相手の自尊心を
くすぐることをおすすめします

例えば
味噌汁のお味噌の量を
わざとに聞いてみるとか
味噌汁を少量小皿に盛って
味見してもらうとか
暮らしの中での
色んな知恵袋を
刺激するという意味で
相談事を持ちかけるんです

ただ闇雲に聞くのではなくて
基本のアセスメントをした上での
挑みです

決して個人的な人生相談を
持ちかけることでもありませんよ(笑)

つまり
日常の生活の出来事で
相談事を持ちかけるように
相手の自尊心に委ねてみる

人間は
知っている
解っていることよりも
知らない
解らないことの方が
圧倒的に多いのです

時には全面的に
相手に委ねきってしまうのもあり

人間は
なんか頼られたり
頼まれたりすると
気持ちがいいもの

ただし
知っていたり
解っていたりしても
やりたくないとか
そんな心情が働く時もありますから
単純にできる・できないだけの
判断はしない方がいいです

ここが結構僕らの仕事の
やりがいを感じられるところです
まずはやって観ておくんなまし

間違ってはいけないのは
相手の自尊心を高めるのが
目的なのに
自分の自尊心や安全安心が
最優先になっちゃわないように

それは
ただ「ありがとう」
と言われたいからするとか
ただ「感謝されたい」
ことが第一の目的になっちゃうと
同じようなことをしていても
まったく違いますから

相手の自尊心が高まって
豊かな暮らしを
送ることができるように支援することが
僕たちの喜びになるといいっすね

Nao

06:31 | 記事 nao [コメント:0]

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