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『今日のひと言&一枚』③

2015年06月13日 | 未分類

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『マイナスの思考は プラスの思考への入り口だよ マイナスがなければ プラスへはたどり着かないだろうなぁ』


どうしてもマイナスな思考というのは、誰からも何処からも敬遠されがちですが、実はこれらの関係がないと、それぞれもう片方は存在があり得なくなってしまうんですね。

例えば、光は暗闇があるからその存在の価値がわかるし、その逆も又真なりなのです。

例えば、光しかなければ、光の存在は認められませんし、暗闇だけでは暗いという認識は持てないでしょう。

先人達の労苦があっての今です。

どちらが正しくてどちらが間違っているといことではありませんね。どちらが正でどちらが負という考え方ではなく、お互いにその存在を尊重し合っているのです。

別な表現をしてみましょう。

『人間万事塞翁が馬』ということわざがあるのをご存知でしょうか。中国のことわざです。

ある日のことでした、お爺さんが大変可愛がっていた馬がいました。この馬は、とても優秀で働き者でした。ある日、この馬が逃げてしまったのです。村の人たちは、このお爺さんのことを哀れんで慰めに行きました。するとお爺さんは悲しんでいるどころか「このことが幸福(プラス)にならないとも限らないよ」と言いました。すると、翌日、逃げ出した馬が、更に多くの野生の優秀な馬達を連れて帰って来たのです。それを見た村人達は、お祝いを伝えにお爺さんの家へ行きました。するとお爺さんは喜んでいるどころか「このことが災い(マイナス)にならないとも限らないよ」と言いました。その翌日でした。お爺さんの跡取りの息子さんが、馬から落馬して大怪我をしたのです。村人達は、今度はお見舞いにお爺さんの家へ行くと「このことが幸福(プラス)にならないとも限らないよ」と言いました。その数日後、隣国と戦争が始まり多くの男達が戦争に駆り出され、多くの男達が戦争で命をなくしました。しかし、お爺さんの息子さんは、幸いにも大怪我をしていて、戦争へ行くことはなく怪我が寝込んでいる間に戦争は終わり、息子さんの命は助かりました。

つまり、マイナスな出来事が起きたとしても、それがいつプラスにならないとも限らないということ、またその逆に時にプラスな出来事が起きたとしても、それがマイナスにならないとも限らないということなのです。

時にマイナスがネガティブな側面として捉えがちですが、見方や捉え方や考え方を少し変えてみると、別な側面が表れて来ると言うことです。

ということは、マイナスがなければプラスはないのです。プラスを考えるとき、プラスを目指すとき、様々なマイナスな側面から考えるでしょ?

例えば、私たちの仕事で言えば、ヒヤリすること、ハットすることがあるから、事故やネガティブやマイナスを防ぐことができるんです。

ですから、事故報告書を書いたり、そのために話し合ったりするのは、当事者達を責めたり、責任をとらせたり、ましてや起ったり、その存在を否定したりするためのものではないんですよ。

ですから自信を持って、誇りを持って取り組んで下さいね。

決してあなたはダメな人間ではないのですよ☺️

(みやざきなおと)

18:25 | 記事 nao [コメント:0]

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