Kさんの部屋で源平カズラが咲いた。
ことの次第はこうである。
2月末、伸びたつるを幾本かに切り、水に漬けた。
挿し木である。
2週間ほどで、つるの下端に白く短い根がのびた。
1cmほど伸びてから鉢植えとしてKさんに差し上げた。
日々、水やりなど管理が良かったと見え、みるみる成長。
白い花をつけた(白いのは花弁ではなくガクという)
待つことしばし、とうとう赤い花弁が開いたのだ。
赤は平氏、白は源氏の旗の色にみなし源平カズラという。
ちなみに源平が雌雄を決した壇ノ浦の戦いは、平安時代
末期の元暦2年(1185年)3月24日、835年前の遠い日のことである。
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