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『体操教室の一考察』

2019年06月27日 | 未分類

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ラジオ体操ではないが,皆さん何やらカードを持って参加している.
この日は,サ高住,小規模多機能合同の「体操教室」の日だ.

毎回大勢の参加者で溢れるくらいだ.
タオルを使ってのストレッチとか色々とやる.
インストラクターは理学療法士.
理にかなった体操に参加者も満足気^ ^

昔,風船バレーというレクというか,そんなのが流行った時があった.
当時デイサービスの生活指導員だった僕.
天邪鬼な僕は,みんながしていることの反対のことをするタイプ.
しかし,やってみると面白いのだ.
職員同士でデモンストレーションをやって,お爺さんお婆さんに観戦してもらい,その機運を高めるために工夫したことを思い出す.

幼稚なプログラムとか,こちら側の一方的なレクの押し付けだとか,「仕方がないからやってやってる」とか,そんな話をよく聞くが,なんかおかしいと思う.

確かにやる側としては,選択肢の提示だけでいい.
無理にやらせる必要はない.
しかしだ,如何に「やろうかな」とか「やりたい」とか「仕方ねぇなぁ〜」と思わせるような関わり方やそそりが僕らの専門性でもあると思うので,とても意味深い.

風船バレーは単なる一つの道具.
風船バレーが悪いわけではない.
風船バレーを如何に料理するかが問われているだけだ.

何度も言うが,風船バレーが悪いわけではない.
いろんな意味で,あれは無意識的に,人間のとてもいい反応を引き出してくれると僕は思っている.

風船バレーをやりたくなければそれもあり!
風船バレーをやらないから問題な人になっているとすれば,それこそおかしな話である.
その人のニーズは何かを探り続けることのきっかけになるという,マネジメントの深さがそこにある.

結局は,自分がどうしたいかを探り実現して行くことだろう.
先日小規模多機能を利用されている男性の前で,皆さんの手作りの輪投げゲームをやってみせると,
「俺はそんなのやらねぇ!」と一言
「やってみますか?」と尋ねた訳でもなのに(笑)
別な意味で関心を寄せているのだと感じた.
凄いと思った.

彼がどのように生きてきたのか
とても興味がわいた瞬間だった.

いずれにせよやっているプログラムが悪者になりがちだが,それは全く本末転倒であることを言いたい.
使い手次第だということを肝に銘じたい.

ちなみにサ高住では,ポイントカードなるものを発行,配布している.
体操や各種イベントなどに参加した場合に,色々と景品がもらえる仕組みだ.
それも一つの動機になる.

何はともあれ参加することに意義があり,参加しないと意思表示できることにも意味がある.

どちらでももOKなのだ‼️
そこからが,僕らの仕事の発揮どころなのだ^ ^🤚

Nao

05:29 | 記事 nao [コメント:0]