なんでも認知症すぐに認知症
「認知症」とは、なんと都合のいい言葉なんでしょうか?バッカじゃない?
昨日の義母の話です。
明日、介護認定調査を受けるという日、友人と井戸端会議をしていた時に、その友人の身内が介護認定調査を受けた際の話になり、経験者である友人は、ことば巧みにその時の様子を語ったと言う。
その話を聞いたお袋さんは、なんだか不安になり、なんか知らないけど、断りの電話をしようと、すでに申し込みをしていたケアハウスに電話をしたそうです。
多分、どこに電話をしたらいいのかわからなかったのだと思います。
ましてや、明日のことだから早く断らないと、という焦りも手伝ってか、右往左往したのだと思います。
その話を直接お袋さんから聞いた私の奥さんは、すぐにケアハウスに連絡を入れました。
その際に、以前のお母さんとは違うことを理由に、「認知症が進んでますね」とを言われたそうです。言われた方も不安になります。そもそも「認知症」と決めつけてます。
その話を聞いた私は、まずは本人から直接話を聞かないことにはらちがあかないと思い、お袋の家を訪ねました。
リラックスした気持ちで、話をじっくりと聞くと、お袋さんの元々持つ人に迷惑をかけたくないという気質と性格が大前提にあって、それに不安と寂しさとあいまって、さらに心の友と言える友人の話が拍車をかけ、さらに聞くと、一緒にケアハウスに行くと言っていた別の友人が「ケアハウスに行かないことにした」と井戸端会議の帰り際に聞いたそうです。
友人がケアハウスに行くと言ったことが、自分が心を固めたきっかけだっただけに、そのショックは多少なりとも、その後のお袋さんの電話をかけまくるという言動に繋がっているのでしょう。
まさしく火に油を注ぐとはこういうことを言うのだと感じました。
そんなお袋は、86歳です。
そう言う事情や全体像やお袋さんのアセスメントも把握していない人間が、ましてや信頼関係も人間関係もできていない人間が、意図も簡単に「認知症が進んでますね」というのは、いささか勇み足ではないかと、正直、湯沸かし器が沸騰しそうでしたが、私もいつもここら辺で失敗しているので、歳も歳なので、少し時間を置いて様子を見ようと思いました。
今日はいよいよ介護認定の日です。
今朝、お袋に電話を入れました。幸いにも、奥さん(娘)が昨夜から泊まっていたので、お袋も安心して落ち着いていました。昨晩もぐっすりと寝たようでした。声の張りもあり、元気も食欲も意欲もあっていい感じでした。
専門職のCAREも大事ですが、やはり、家族のCAREとケアに優るものはありません。
本人の自立と自律を尊重しながら、これからの人生を謳歌して欲しいと願うばかりです。
関係者の皆さん
あなたの資格や立場も大事かもしれませんが、その前に、人としてどうよ?
まず、そこを考えろよ!
久々に怒ってます(笑)
Naoto